2010年09月15日 RELEASE No.10-006
『羽田空港 VS 成田空港に関するアンケート』調査実施
羽田派7割、成田派3割で、羽田への期待感浮き彫りに株式会社アップルワールド(以下、アップルワールド)は、運営する海外ホテル比較&予約サイト「アップルワールド.com」(http://appleworld.com)において、『羽田VS成田』と題したアンケート調査を8月に実施し、その結果をまとめました。
アップルワールドでは、利用者・閲覧者を対象に、海外旅行の旬の話題に即したアンケートを定期的に実施しています。今回は『羽田VS成田』がテーマ。10月からの空港国際化で羽田空港に世間の注目が集まる一方、日本最大の空の玄関口である成田空港でも空港アクセスの向上、地域づくりなどが活発化しています。そこで、海外旅行への関心が高いアップルワールド・ユーザーの利用意向や要望を探りました。
まずは、ズバリ「あなたは羽田派、成田派?」10月からの羽田空港国際化の本格化に伴い、今後、海外旅行や出張で羽田と成田、どちらを利用したいか聞いたところ、羽田7割に対し、成田3割と、羽田に軍配が上がりました。
それぞれの空港を選択した理由を比較したところ、成田に比べ羽田が圧倒的に高かったのが「自宅からのアクセスが便利」との回答。今後、羽田を利用したい人の過半数が自宅アクセスの良さを挙げたのに対し、成田は千葉県や北関東在住者を中心とした2割にとどまりました。羽田は「勤務先からのアクセスが便利」という人も16.4%と、全体の3分の2がアクセスの利便性に期待している様子がはっきりしています。一方、成田派の理由は「就航路線や便数が充実している」が23.1%でトップ。また、羽田と成田の今後の利用意向をユーザーの年代別でも分析したところ、30代以上のすべての世代で羽田が上回ったのに対し、唯一20代では羽田38%、成田62%と、成田の支持者が多かったのもポイント。インターナショナルなメガエアポートとしての成田に対する若者の憧れが依然として強いこともうかがえます。
ちなみに、ここ3年以内の海外旅行や出張における両空港の利用率は、「羽田、成田ともにある」(49%)、「成田はあるが羽田はない」(44.7%)との結果。成田で8割以上、羽田で5割の利用経験があることがわかります。羽田、成田両方の利用者はビジネスマン世代である30代男性に多く、レジャー意欲の旺盛な50代は成田のみという人が多数派を占めました。
注目が集まる首都圏空港の動向。アンケートではこれからの羽田、成田への要望についても探りました。羽田は「海外の就航路線や便数の充実」(27%)、「フライト発着時間帯の拡大」(17.2%)が上位を占め、フライトのバリエーションがどれだけ広がるかに関心が集まっていることが示されています。一方、成田は「ローコストキャリア(LCC)の就航」、「航空運賃の低廉化」、「空港アクセスの時間短縮」がそれぞれ13%前後で拮抗。これらの結果をみると、LCC誘致やこれまで以上に利用しやすい運賃、主流となっている空港バスを含めたさらなる空港アクセス向上が利用者拡大の鍵となりそうです。
アップルワールドでは今後も海外旅行をテーマに、旬の話題に即した様々なアンケートを実施し、海外旅行を取り巻く課題を浮き彫りにできるような情報提供に努めてまいります。
<調査概要>
調査名: | 羽田 VS 成田 あなたはどちら派? |
調査期間: | 2010年8月18日(水)~8月31日(火) |
調査方法: | アップルワールドが運営するサイト「アップルワールド.com」でアンケート調査実施 |
有効回答: | 20代から60代以上まで302件(男性170件、女性132件)の回答が寄せられた。 |
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アップルワールド 広報担当(press@post.appleworld.com)